@【序 則:「書く」前、の準備】※(番〜号)は図版です。(⇒序則) (基本姿勢、筆順、接筆) 1.◆正姿・端直、位置・高低、指腕の自在、柔軟性。(姿勢) 2.◆正筆・三指、紙・相性。目的別の使い分け。(用具) 3.◆上下・左右が大原則。交わる縦横、縦が先。(筆順-基本) 4.◆離芯・囲みは先に書く。貫く軸と繞、先後。(筆順-発展) 5.◆頭接・胴半・足重ね。カギ・小点は縦離す。(接筆) 6.◆「人・口・斤・ム」の上下左右。「鳥・馬」の二点は縦の下。(接筆) A【章法則:紙面全体の構成の仕方】(⇒章法) (字間・行間、配置、修正) 1.◆中心通して真直ぐに。巾の中心が行の中心。(真直・平行) 2.◆字間・行間、巾揃え、行と行とは平行に。(真直・平行) 3.◆かなは漢字より小さ目に。少画文字は大きく見える。(視覚・互譲) 4.◆左のはみ出し、右も出す。膨らみ同士を重ねない。(視覚・互譲) 5.◆常に前文字、前行を見る。早目はやめの大局修正。(大局・均衡) 6.◆部分の原則後回し、原則外して対峙させる。(大局・均衡) (始筆・終筆・送筆。止め・跳ね・払い) 1.◆始筆はすべて反動斜点、「トン、ツー、トン」が基本の動き。(斜点・反発) 2.◆止め、右払いも反動斜点。跳ねは跳ね向きに止めてから。(斜点・反発) (送筆・転折…折れ・カギ・反り) 3.◆直・反り・払いは定圧一気。複数画も部分は単画。(分画・一気) 4.◆転折画は二画の連結。終・始、重筆、折れ、内押さえ。(分画・一気) (曲り・丸め。かな筆法) 5.◆曲り・丸めは分筆・緩急。前尾緩細、後尾急大。(分筆・緩急) 6.◆かなは止め点やや軽く。緩急、反転、元漢字。(分筆・緩急) 1.◆外接方円、均等配分。跳ね、払い先は外に出す。(方円・分配) 2.◆平・直互譲、跳ね、払い。端の平画やや内に。(方円・分配) 3.◆重横上詰め、斜画は寝かせ、横画一本長くする。(方円・分配) (中心・並び・偏旁=均衡) 4.◆上点・交点・跳ねは中心。対画対称、外が巾。(対称・均衡) 5.◆左右離して並びを揃え、旁は偏より右下がり。(対称・均衡) 6.◆小さな偏は上に付く。払いは水平、下も水平。(対称・均衡) (大小・勢力=相関、破則) 7.◆斜画は収束、右・下太く、重なる形も右・下太く。(相違・相関) 8.◆三部の勢力、大中小。四点の大小、三点弧。(相違・相関) 9.◆その他斜画に託す文字、書き方、原則違える字。(相違・相関) 1.◆始筆は常に穂の当り、続けぬ画も気脈を通じる。(窺先・親近) 2.◆終筆軽くも節度を保つ。止め・跳ね・払いの相互換。(窺先・親近) 3.◆折れ画の終筆は後画の頭、反転・カギ画は突き当たる。(当突・反発) 4.◆頭しっかり、尻軽く、仮名は反動で払い出す。(当突・反発) 5.◆一にもリズム、二もリズム、勢い保って反り・丸み。(律舞・緩急) 6.◆曲画・円画筆を分け、緩急・弾力またリズム。(律舞・緩急) 1.◆右反り同士は波頭。左向き同士は延長、共有。(ひと・ほの) 2.◆横へは延長、鼻頭。逆筆画へは尖り撥(鼻)。(あさ・まつ) 3.◆逆反り同士は違い鉤。一瞬止まって向きを変える。(きり・とり) F【筆記体/和様体書法】 以下、和様体本教程表へ。 |