「仏様」 だけでは不公平、という訳でもありませんが、 「因・縁」 だったり 「神様」 だったり と、形は違えどどちらも 深〜い “空”?の上のお話、どこか似たような部分も?と、聖書マタイ伝から。 これも宗教を超えて(…価値観の大きく逆転する一昔前までは…)箴言・格言 とも言うべき、誰でも幾つかは 見聞きしたことがあるであろう特に著名な部分 第6章を置いてみました。 漢文は中国文献からの寄せ集めですので、記法や用字用法等に統一性を欠く所もあるかもしれません。 また下段の 「訳文」 は、漢文の読み下しではなく新約聖書の当該部分をそのまま充当しましたので、多少意味の異なる部分もありますのでご斟酌下さい。 馬太伝第6章A 【第1〜12節】(書写体演習用 漢文)
馬太伝第6章B 【第13〜24節】
馬太伝第6章C 【第25〜34節】
【マタイ伝読み下し】ずば、天に在(いま)す汝らの父より報いを得じ。 堂や街にて為す如く、己が前に喇叭(ラツパ)を鳴らすな。誠に汝ら に告ぐ、彼らは既にその報いを得たり。 い給はん。 や大路の角に立ちて祈ることを好む。誠に汝らに告ぐ、彼らは既に その報いを得たり。 父に祈れ。然らば隠れたるに見給ふ汝の父は報い給はん。 彼らは言葉多きによりて聴かれんと思ふなり。 知り給ふ。 の崇められんことを。 ことを。 をも免し給へ。 はん。 彼らは断食することを人に顕はさんとて、その顏色を害(そこな)ふな り。誠に汝らに告ぐ、彼らは既にその報いを得たり。 顕はれん為なり。さらば隠れたるに見給ふ汝の父は報い給はん。 なひ、盗人穿(うが)ちて盗むなり。 盗人穿ちて盗まぬなり。 らん。 ば、その闇いかばかりぞや。 (かれ)を愛し、或ひは 此に親しみ、彼を軽しむべければなり。汝ら 神と富とに兼ね仕ふること能(あた)はず。 思ひ煩ひ、何を著んと身体のことを思ひ煩ふな。生命は糧に勝 り、身体は衣に勝るならずや。 父は 之(これ)を養ひ給ふ。汝らは之よりも遙かに優るる者ならず や。 つかを思へ、労せず、紡がざるなり。 (よそほひ)この花の一つにも及(し)かざりき。 給へば、まして汝らをや、ああ信仰薄き者よ。 れらの物の汝らに必要なるを知り給ふなり。 加へらるべし。 はん。一日の苦労は一日にて足れり。 |